1994

自分が行ったライブはチケットの画像(残ってないものもあり)と簡単な感想を追記した。

花田裕之 '94 1/19 日清パワーステーション
1.DRIVE ALL NIGHT
2.LADY COOL
3.WITHOUT YOU
4.VOICE OF THE HEART
5.OPEN YOUR EYES
6.COCAINE

花田裕之・'94 2/19 日清パワーステーション

花田裕之 with His Friends '94 3/3 日清パワーステーション
(花田裕之:VO,G/尾上賢:G/井上富雄:B/池畑潤二:D/朝本浩文:K/藤井康一:SAX,HARP)
1.OPEN YOUR EYES
2.HEAVENLY!
3.C'MON EVERYBODY
4.MYSTIC MAN
5.SADNESS CITY
6.ニつの月
7.BONNET
8.DRIVE ALL NIGHT
9.TELL ME
10.WITHOUT YOU
11.HEART BEAT
12.ONE WAY SYSTEM
13.CRIMINAL ROCK
14.EVER
15.SIREN
16.VOICE OF THE HEART
17.DAY AFTER DAY
(アンコール1)
18.SOMETHIN' ELSE
19.FOOL FOR YOU
20.MONA
21.どうしようもない恋の唄
(アンコール2)
22.MY LIFE


「OPERN YOUR EYES」の発売ツアー。このツアーからキーボードのジョニー・フィンガーズ
がぬけて朝本浩文に交代。さらにサックス&ハープの藤井康一を加え、バンド名も「花田
裕之 with His Friends」となった。

このツアーから会場がライブハウスとなったが、「規模が小さくなってしまって残念」という
よりは「おなじみの場所へ戻ってきたぜ」という感じで全然ネガティブには感じなかった。

私はこの時期のライブがすごく好きで、何より花田+尾上の組み合わせが好きだった。
「MYSTIC MAN」のツインギターなんか最高だった。それで井上+池畑のリズム隊なんだ
から悪い訳がない。

この日のライブで特筆すべきはアンコールでの「FOOL FOR YOU」「MONA」「どうしようも
ない恋の唄」だろう。この3連発にはめちゃくちゃ燃えたのを憶えている。

そういう訳で、私は花田さんのソロは今が最高の時期にあると疑っていなかったのだが、
正直バンド名の「花田裕之 with His Friends」だけが不満だった。ダサすぎないか?という。
そしてそのダサいバンド名の最高の実力のバンドは、残念ながら長続きしなかった。
花田裕之 with His Friends '94 3/4 日清パワーステーション
(花田裕之:VO,G/尾上賢:G/井上富雄:B/池畑潤二:D/朝本浩文:K/藤井康一:SAX,HARP)
01.OPEN YOUR EYES
02.HEAVENLY!
03.C'MON EVERYBODY
04.MYSTIC MAN
05.SADNESS CITY
06.ニつの月
07.BONNET
08.FEMME FATALE
09.TELL ME
10.WITHOUT YOU
11.HEART BEAT
12.ONE WAY SYSTEM
13.CRIMINAL ROCK
14.EVER
15.SIREN
16.VOICE OF THE HEART
17.DAY AFTER DAY
(アンコール1)
18.SURI
19.あの娘には判らない
20.YOU'RE SO FREE
(アンコール2)
21.MY LIFE


2DAYSの二日目なので、初日とほぼセットリストは同じだが「FEMME FATALE」が久しぶり
に聴けたのは嬉しかった。

また昨日はアンコールがルースターズ3連発だったのが、この日は「SURI」「あの娘には判
らない」「YOU'RE SO FREE」に変わっていたのはちょっとだけ残念だったが、「SURI」
はこの日初めてライブで聴けて感激した。この曲大好きなので。

しかし「EVER」でメンバー紹介が入るのだが、このパターンほんとにかっこいいな。この曲は
この時期を最後にやらなくなってしまうが、またやってくれないかな。

DIMPLES '94 12/3 新宿ロフト
(メンバー=花田裕之、下山淳、穴井仁吉、大島治彦、KYON)
(ゲスト=かまやつひろし、柴山俊之)
1.曲目不明(インスト曲)
2.TALKIN' ABOUT YOU
3.GOING DOWN
4.I JUST WANT TO MAKE LOVE TO YOU
5.HEART FULL OF SOUL
6.WALKING THE DOG
7.SATISFACTION
8.BAN BAN BAN
9.WE GOTTA GET OUT OF THIS PLACE
10.DO THE BOOGIE
11.WILD THING
12.GOT MY MOJO WALKING
13.I SAW HER STANDING THERE
14.キャデラック

花田裕之 & ROCK'N' ROLL GYPSIES・'94 12/10 BAR-HEAVEN
(花田裕之:VO,G/下山淳:G/井上富雄:B/池畑潤二:D/石井為人:K/藤井康一:SAX,HARP)
1.Talking about You
2.Mona (I Need You Baby)
3.Going Down
4.ROSIE
5.Cinnamon Girl
6.SITTING ON THE FENCE
7.GUN CONTROL
8.鉄橋の下で
9.CRIMINAL ROCK
10.HEAVENLY!
11.あの娘には判らない
12.Love Hurt
13.ようよう
14.HONEY BEE
15.汽車はただ駅を過ぎる
16.ランブル・ハート
17.夢中で
(アンコール)
18.Wild Thing
19.汽車はただ駅を過ぎる
20.Around And Around


この時のことはよく憶えている。何せ特別な一日だったから。

ROジャパン94年12月号でロックンロール・ジプシーズの広告が打たれ、ライブの参加
者募集が告知される。花田裕之、下山淳、井上富雄、池畑潤二で「花田裕之&
ROCK'N'ROLL GYPSIES」だという。
このニュースに狂喜した私はもちろん応募し、招待客に潜り込むことに成功する。下山
淳という最後のピースが遂に揃ったのだ。

会場はビルの屋上。冬のさなかにビルの屋上で野外ライブというアイディアは言わずと知
れたビートルズが元ネタだろう。メンバーも外套や帽子で防寒していた。見ているこちらも
めちゃくちゃ寒かった。日があるうちは風が強かったし、日が沈んだ後は風はおさまったも
のの気温がさらに低下してとにかく寒かった。ライブ前にホッカイロが客に配られたが、は
っきり言って焼け石に水であった。この頃はヒートテックなんてなかったのだ。

ライブ自体は撮影することが前提のものであり、通常のものとは若干雰囲気が違った。客
も撮られていることを意識して堅くなるし、演る方も指先がかじかんでいつものライブの時
のようなパワーは出しきれてなかった。

「ROSIE」は下山のギターの音が途中で出なくなり撮り直しとなったが、ライブというのは不
思議なもので撮り直した方が微妙な出来で、結局一回目の方がビデオ「ONE NIGHT IN
HEAVEN」に収録された。

またビデオに入っている「鉄橋の下で」はライブのものではない。ビルの下でライブを待っ
ている時にこの曲が上から流れてきて、てっきりリハーサルだと思って「この曲やるんだ」
と思っていたが、今考えるとあの時に撮影していたんだと思う。

この時のライブはビデオになったが、実際にライブが収録されたのは4曲のみ。やはりク
オリティ的に厳しかったのだろう。でもこの4曲がいいんだ。冬の青空をバックに花田さん
が歌う「CINNAMON GIRL」の映像はひたすら美しい。美しさは厳しさの中にこそある。

またCS放送で、ビデオに収録された曲以外ほぼ全曲が放送されたのも嬉しかった。前述
の撮り直した方の「ROSIE」はこちらで放送されて陽の目を見ている。当時私はこれが見た
いがためにCS放送に加入したのを憶えている(92年の「MY LIFE」のツアーがCSで放送
されていたのはリアルタイムでは知らず、後年教えてもらった)。





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